SONKA 新しいパンのご紹介(3)

・あんフランス

あんフランス

雑穀フランスパンの生地とあんこは相性が良い、と常々感じていました。ごまと、粒あんの組み合わせがいいです。
すでにあんバターのサンドイッチがメニューにありますが、バゲットサンドはかたい、でもあんパンが好き、というご年配の方に何とかして当店のあんパンを召し上がっていただきたいと考えた末に生まれたパンです。バゲットのように硬くはなく、かといってコーンフランスのようにもっちりはしません。歯をあてると、ザクッと噛み切れるくらいの食感です。かたくなる一歩手前で香ばしさを出したい、そんなパンです。試作段階ではあんこを詰めて焼いていましたが、あんこの水分が飛んでパサパサした感じになるので、今では焼き上がって粗熱がとれてから、パンを切ってみずみずしいあんこを詰めるようにしています。
この「後から詰める」というスタイルをいかして、あんこでなくジャムを入れてお出ししていることもあります。

ジャムを入れたバージョン

 

・ウィンナーフランス

ウィンナーフランス

当店でお出ししているホットドッグのバゲットサンドをアレンジしたものです。このウィンナーがとにかく美味しくて、その良さをいかしたパンにしたいなーと思っていました。具体的には巻き付ける生地の量と巻く回数です。商品化してから三回、マイナーチェンジをしています。個人的には今の生地量と巻きがベストかなと思っています。でもしばらくしたらまた感じ方が変わって、手を加えるかもしれません。毎回試食できたらいいのですが、これはそんなにたくさん作れないため、残ることが少なく、そりゃー自分が食べるよりはお客様に召し上がっていただいた方がいいに決まってるので残らなくて嬉しいのですが、それでもどこかで、ああ、残らなかったな、、。と複雑な思いを抱かせる、そんなパンです。

要するに美味しいから食べたくなるパンです。
昼時に目の前にあったりするとつい右手が伸びそうになって、慌てて左手で制する、そんなパンです。

以上、新しいパンのご紹介でした。
これからもフランスパンの新たな可能性を追究していきます。